初めまして。身体均整法という手技に携わって2021年で38年目になります。
どのような手技かというと、圧したり叩いたりするのではなく手でポイントを押さえ変化するのを待つというものです。なにそれと思うかもしれません、私も最初からこのようにしたわけではありません。いつのころからか余計な力なんか掛けなくても歪みは取れることが判ったからです。少なくとも20年以上はかかりましたが。
歪みというものは、あるところに無理な力がかかるために米粒よりも小さな塊のようなものができることから生じます。川や用水路に木の枝や葉が溜まり流れを止めているようなものです。
枝や葉を取り除くと水の流れがスムースになるように、筋肉の動きや血液の流れもよくなります。身体の動きは、ひとつひとつが別のものものではなく川の流れのようにつながっています。
無理な力がかかるところというのは、この流れをせき止めています。よって流れを元に戻すことで身体は本来の働きを取り戻します。
身体の動きがスムースに流れるということは、体の各部位に血液が滞りなく供給されることで担保されます。そのためには信号システムの役割をする神経の働きも良好でなくては出来ません。よって動きがスムースに行われるということは、血液の流れと神経の伝達が順調であることを意味します。
いっぽう歪みとはこの無理な力が無意識にかかるところに生じ、こうした一連の連携プレーを中断させるものです。ですから、身体運動のどこに流れのつかえる所があるのかを見つけ、流れをせき止めている米粒ほどの塊を指を転がすようにして解きほぐすことで元の状態に戻すと体は本来の働きに戻ります。
ただし、これがいくつも重なると簡単には戻らないこともあります。ひとつひとつ丁寧に取り除いて行けば、その都度階段を上がることが出来ます。
無意識に力がかかるところに疲れが溜まります。こうしたところは人によっておおよそ同じところです。疲労がたまる背景にはその人の癖があります。癖も意識して作られるものではありません。何気なく日常的に繰り返されているものです。
ですから癖と疲れが溜まるところ、つまりその人の弱いところというのは関連があり持病にも繋がっていきます。
私はこうした観点に立ち施術を行っています。 志村明仁