一切なりゆき4

この本には家族のことも書かれてある。その中で一番印象的なのは娘さんについての次のような一説「あの子は存在そのものが人を癒すでしょう。どんな名のある人に会おうが駅ですれちがった人であろうが、おんなじにできる。あれだけは財産だと思いますね。親が教育しなくても、世の中が教育して引き立ててくれる。そういう意味では得な性格を表にもちました。」p101より

たしかに凄いことだ。気軽に話せる人と居住まいを正さないと挨拶もできない人がいる。差別している意識はないがそうしているんだと思う。

どこかの偉いお坊さんは、やはり人を分け隔てしないから、何時でも誰にでも同じことを話すという話を聞いたことがある。

状況に応じて使い分けているうちはまだまだということなのかもしれない。

誰にでも同じことが自然に出来るということは、自分を飾らないし正直だからだと思う。病気を通過したことではっきりわかる。考えなくて答えが向こうから飛び込んでくることが多くなった。待っていると自然に。それは、無理をしないことと自分のことは正直に言うと決めたからそうなったと感じる。

ああしよう、こうするべきだとかいろいろ考えたところで思うようにはいかないのなら、考えない方が楽じゃん。どうせなるようにしかならん。矢もつき刀も折れたらそう考えるしかなかった。

そうは言っても誰にでも同じ態度が取れるかと云えば、否かな?好き嫌いが出てしまう。

それが生まれながらに出来るとは。あっぱれあっぱれ。

そう云えば以前に希林さんがテレビで、娘さんが結婚する時のことを話されていた。

お相手の本木さんにホモ疑惑が浮上していたとのこと。それを気にしてご主人の内田さんが希林さんに「彼がホモだったらどうするんだよ?」と尋ねたらしい。言われた希林さんも答えようがなかったが、何度か同じことを言うので思い切って本人に尋ねたという。すると本木さんは「僕はホモじゃないですよ」と答えたらしい。ただし興味はありますがね、みたいなことを付け加えて。(実に自分の記憶が疑わしいが)

そしたら内田さんは「えっ!本人に訊いたの?」と唖然としていたらしい。そう言うよね、この人見かけのわりに案外常識的な人なのかも、と聞いていて感じた。

面白いのがその次で、それを聞いていた娘さんが「そんなのどっちでもいいじゃない、結婚するのは私なんだから」って言ったらしい。二人とも話はこれでおしまい。

笑ってしまったけど、後から考えてみてこの覚悟は何なんだ?ホモでも何でも好きなんだから良いんですみたいな決意があるってことか、と感心したのを覚えている。

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