一切なりゆき3

人の価値観に振り回されないようにするにはどうしたらよいか、希林さんは自立することだと言っている。

では自立するとは? それは、自分はどうしたいか、何をするべきか、とにかく自分の頭で考えて自分で動くとのこと。

世の中の空気ばかり読もうとするなということであろうか。「テレビを見るな、そうすれば情報に振り回されない」と、言った方がおられたが、自分で考えるためにはそうかもしれない。

「意識はアンテナとなり必要な情報を引き寄せる」田口ランディさんの言葉であるが、受け身な状態で受け取るなということのように思える。

自分の頭で考えろと言ったってどうして良いか分からないで途方に暮れることはよくある。

考えて分かるぐらいなら悩みはしないというのも時として事実だと思う。

そういう時にどうしたらよいか、それはさすがに希林さん心得ていらっしゃる。こう言っています。

『その状況をおもしろがれるようになるといいですね。幸せというものは「常にある」ものではなくて「自分で見つけるもの」。何もない日常や、とるに足らないように思える人生も、おもしろがってみると、そこに幸せが見つけられるような気がするんです。』

たしかに、私もリンパ腫で入院中に仲良くなった人が3人いた。みんな厄介な状態というか棺桶に片足突っ込んでぎりぎりの線を歩いている。「この薬が効かなかったら次は差し当たって打つ手がないんだよ」みたいなことを言う。深刻に聞いたらさらに落ち込むので「ふーん」と受け流す。それぐらいしか思いつかなかった。そしたらどういう拍子か「もう笑うしかないよね」って口から飛び出したらお互いの顔を見て笑い合えた。

何となく楽しくなって「こういうの良いね」ってことになり食事は食堂で一緒に食べようということになり、一日三回3,4時間一緒に過ごすことになった。

いい年のおっさん同士で「馬鹿だねぇ」「口悪いねぇ」って高校生みたいな会話をしてるうちにそれぞれ何とか今日まで生き延びている。たまに連絡も取り合っている。話せばいつも大したことでもないのに笑っている。

まるで戦友といった感じ。

こういうことでもいいんでしょうか希林先生。

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