長閑な日曜

一昨日、昨日の冷え込みは厳しいものでサッシ窓の内側が凍り付いていた。こんなことは初めてで、甲府盆地の西に連なる南アルプスの稜線には雲が覆いかぶさっていて、まるでそこに龍がいるかのように見えた。稜線の上にだけあるので龍が躍っているように見えてしまう。

雲は盆地の中に押し寄せるかというとそんなことはなく上空は真っ青なのだ、まるで台風の目の中にいるかのように。燦燦と日はさすが身を切るような乾いた鋭い寒さがそこにはある。

その寒さも今日はちょっと手心を加えてくれて和らいだ、温かくはないけど。

この何となくではなく、はっきりと主張するような気候は甲州人の気性にも出ている気がする。

二年半ぐらい山陰で暮らしたので気候とそこに暮らす人の気性には関連性があるように感じる。山陰の冬は何となくずうっと寒いがこちらほど冷え込まない。寒暖差が少ない。お日様はまれにしか顔を見せてくれないので、たまにお姿が見られると歓声を上げて外に飛び出したくなる。そんな喜びもつかぬまで直ぐに姿を隠してしまう。雨や雪はよく降るので十分な湿度があり周囲は雲と山が水墨画のように霞んでいる。こうした環境が穏やかな気象を育むようでみんなゆっくりしている。

せっかちな甲州人とは対照的、どちらにも良さがある。どちらの冬が好きかと言えば甲府の冬、それはお日様がいつもいるから。

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